マーシャル・マクルーハンという名は、メディアで働く方なら一度は耳にしたことがあるだろう。

「メディアはメッセージである」という言葉で有名な学者である。

「メディアはメッセージである」

「メディアはメッセージである」という主張。普通、メディアとは「媒体」を表すが、その時私たちはメディアによる情報伝達の内容に注目する。しかし、彼はメディアそれ自体がある種のメッセージ(情報、命令のような)を既に含んでいると主張した。例えば、同じニュース内容でもメディアが新聞か放送か週刊誌かネットかで受け止め方が違ってくる。

(Wikipedia)

非常に解釈の難しい言葉である。ただ、感覚的に受け入れやすいものとしては、「同じニュースでも、どのメディアが報道したかで、人々の受け止め方が違う」という部分だろう。

テレビひとつとっても、NHKが特集を組むのと、民放が同じ内容であっても特集を組むのとでは全く印象が異なる。メディアそのものが、メッセージを発する良い事例だ。

 

同じように、SNSの中で比較してもFacebookという媒体と、Twitterという媒体ではイメージが異なる。Facebookは大人、しかもある程度社会的地位の高い大人が使うメディア、発信される内容はポジティブなものが多く、共感を呼ぶもの。

Twitterは比較的低年齢層の利用者が多く、速報性、日常性に優れ、匿名であることからもポジティブ、ネガティブなものを包含している。また、単なるネタ、も多い。

こういった分析ができることそのものが、「メディアはメッセージである」の正体といえよう。

 

では、広報担当は「メディアはメッセージである」をどう捉えればよいか。

簡単である。

ようは自社のターゲットとする人々、ユーザーと思われる人々にメッセージを届けたいなら、「メディアのイメージ」をとらえておく必要がある。

 

「この言葉使いでいいか」

「狙っているメディアとの違和感はないか」

「メディアの価値を高めることに、この記事は貢献できるか」

 

そういったことを考えながら、リリースや記事のキャッチを検討するのである。