メディアリテラシー、と言う言葉がある。
情報メディアを主体的に読み解いて必要な情報を引き出し、その真偽を見抜き、活用する能力のこと。
「情報を評価・識別する能力」とも言え、カナダ・イギリスおよびオーストラリアでは、カリキュラムに取り入れるよう国の政府が指定している。アメリカ合衆国での扱いは、州によって異なる。アメリカ合衆国以外では、メディア・リテラシーが単に「メディア教育」と呼ばれることも多い。
(Wikipedia)
メディアを批判的に読み取り、正確な情報をメディアから引き出す能力を指すことが多いが、「賢い消費者」が増えている現在では、マスメディアの報道する内容を信用しない人物も増えている。
逆にネットの情報は「自分で探しだした情報」に見えるため、都合の良い情報を取捨選択し、頭から信じこんでしまうこともある。
しかし、情報にあふれているからこそ、「メディアリテラシー」がなお求められる時代でもある。すべてを疑うのも愚かであるし、全てを信じるのも同じである。
情報の真偽を見分けるにはその背景や発信者、状況などを考え、より的確に情報を吟味する必要がある。
だが、それと同時に情報の発信者も、受け手により正確に情報を理解してもらうよう、発信に工夫をしなければならない。
上に述べた背景や、発信者に関する情報、あるいは状況に合わせた情報発信の形もまた、問われている。
PRとはそのようなことを踏まえた総合的な技術であり、メディアリテラシー教育の担い手とも言える。